今回は、タロットカードの「正位置」と「逆位置」について説明したいと思います。
タロットカードには、「正位置」と「逆位置」という読み方があります。
写真の左側のように、カードの向きが普通の状態を「正位置」、右側のカードのように逆になっている状態を「逆位置」と言います。
タロットカードは、この「正位置」と「逆位置」で、同じカードでも意味が変わります。
(※ワンド4など変わらないものもあります)
この「逆位置」の読み方ですが、基本的には「正位置」の「真逆」の意味、もしくは「正位置の意味が極端に強まる(大きくなる)か、弱まる(小さくなる)」という読み方をしていきます。
例えば、大アルカナカードの「戦車」のカード。
正位置の意味は、
「前進するエネルギー、積極的、エネルギッシュ、スピーディ、コントロールする」
などです。
この「戦車」が逆位置になると、
「暴走、エネルギーが強すぎる、先走り、足踏み、コントロールできない」
といった意味になります。
どれも、正位置の意味の真逆、もしくは強くなりすぎたり、小さくなる、といった意味になっていることが分かると思います。
この「逆位置」ですが、カードが逆さまに出てくると「悪い意味になる」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、逆位置になることで「良い意味になる」カードもあります。
たとえば「死神」「悪魔」「ソード10」などです。
もともと「正位置」であまり良くない意味のカードは、逆位置になることで「真逆」になり、「良い意味」に変わります。
ですので、逆位置が出たからといって怖がらず、きちんとメッセージを受け取ってみて下さい。
(※ただし、「塔」「ソード3」のように、正位置の悪い意味が逆位置で良くなるのではなく、「悪い意味が小さくなる」といった読み方をするカードもありますので、すべてが「良い意味」になるとは限りませんのでご注意下さい。)
タロットはこのように正位置だけでなく逆位置にも意味がありますので、デッキ枚数78枚×2=156枚の意味を覚えていかなければなりません。
これが、初心者さんがタロットカードを途中で挫折してしまう、大きな原因のひとつなんじゃないかな、と思います。
けれどこのように、
「逆位置は、正位置の真逆、もしくは強くなりすぎるか弱くなりすぎる」
と覚えておけば、意味のイメージがつかみやすくなり、カードの意味・解釈を覚えやすくなりますよ。
「全部の意味を覚えよう!」「正しい解釈を覚えなきゃ!」と無理に丸暗記しようとせず、解釈本を読みながら何度も何度もカードを引いて、出たカードのメッセージを書き出してみて下さい。
これを繰り返すだけで、自然とカードの意味を覚えることが出来ますよ。
そして枚数の多いスプレッドリーディングをした時、すべてのカードが逆位置だった、といったことがあった場合は、カードが疲れているか、それとも占い師側が疲れていたり集中出来ていなかったり、質問内容がスプレッドに合っていない、といったことが考えられます。
カードを5枚以上使うスプレッドですべて逆位置だった場合は、時間を置いてからもう一度カードを引いた方が良いでしょう。
その場合、カードをしっかりと浄化したり、質問内容を見直したり、自分自身のメンテナンスをしっかりと行うことを忘れずに。
3枚程度のカード枚数がスプレッドの場合は、すべて逆位置だったとしても気にせずリーディングをしてOKです。
逆位置の読み方は、コツさえつかんでしまえば覚えてしまうのは簡単です。
逆位置が出たからといってガッカリしたり怖がったりせず、きちんと正しいメッセージを受け取ってみて下さいね。
※注意
上記にあるカードの意味・解釈はあくまで私が使用している意味・解釈です。
占者によってタロットの意味・解釈、正位置、逆位置でのメッセージの受け取り方は様々です。
これが絶対に正しい、これ以外は間違い、といったことはありませんので、ご了承下さい。
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