タロット占いの手法として、
カードの絵柄を見て、その絵柄から意味や解釈をリーディングしていく
という方法があります。
霊感タロット、直感タロットとかはこれになるのかな?
(違ってたらゴメンナサイ)
ウェイト版のタロットカードは、絵柄と意味がリンクしている場合が多いので、絵柄を見ただけで素人さんでも何となく意味が分かるカードが多いです。
オラクルカード(神託カード)なども、ガイドブックを見ずにカードの絵柄だけを見てリーディングしていく手法があります。
ですので、「絵柄を見てリーディングする」という手法は間違いではありません。
ただ、私の個人的な考えなのですが、タロットに関しては、あまりこの手法はおススメしません。
カードの絵柄だけでリーディングをするということは、こういうこと。
以前、タロット通信講座を受講して下さった方が、大アルカナカードの太陽のカードを見て、
「子どもっぽい、未熟で幼い」
とカードを読んだことがありました。
↑これが「太陽」のカードです。
この生徒さんは他のタロットの先生の元で学ばれたことがあるらしく、その講座内で「絵柄を見て意味や解釈を読み取っていく」というやり方を学んだそうです。
そのため、太陽のカードに描かれている「子ども」を見て、「未熟、幼い」というリーディングをしたようです。
「子どもの絵柄」から「子ども、未熟、幼い」と読んだのは、間違いではないと思います。
そのように読む人もいるでしょう。
けれど、それならばその背景にある「太陽」からはどのようなメッセージを読み取るのでしょうか。
赤いマントのような布は?
たくさん咲き誇っているひまわりは?
それらからはどのようなメッセージを受け取り、リーディングしていくのでしょうか。
「子どもの姿」に意味があるのならば、「太陽」にも「ひまわり」にも「赤い布」にも意味があるはずです。
「白い馬」にも意味があるでしょうし、その「白い馬に子どもが乗っている」ということにも意味があるでしょう。
「子どもが両手を広げている」「子どもが裸でいる」ことにも意味があるかもしれません。
「太陽の表情」「白い馬の表情」にも何かメッセージが隠されているのかもしれません。
「赤い布が大きくなびいている」ことにも意味があるかもしれません。
このように、深読みしようとすれば、どれだけでも深読みが出来てしまうんです。
なのに、「子ども」というたった一点だけを見て「未熟、幼い」とリーディングするのは、あまりにもお粗末です。
カードの絵柄だけを見てリーディングするというのは、そんなに単純なことではないのです。
実は、絵柄だけを見てリーディングするのは難しい
一見すると、「カードの絵柄を見てリーディングをしていく」という手法は、カードの意味や解釈を覚えなくても良いためカードリーディングが簡単に感じるかもしれません。
けれど、実際は違います。
カードの絵柄だけを見てリーディングするというのは、本当に本当に難しいです。
めっちゃタロット占いのプロ!とか、長年タロットをやっていて直感ですぐに分かる、というベテランさんならともかく、タロットをはじめたばかりの人やそれほどタロット歴が長くない人には、はっきり言って無理です。
結局、
「本当にこの読み方であってる?」
「自分の直感を信じて良いの?」
「カードのどの部分を見てリーディングをすれば良いの?」
と、自分のリーディングに自信を持つことが出来ず、「タロットは難しい」「私には出来ない」と挫折してしまうことになります。
もちろん、この手法が間違っているとか絶対にやってはダメということはありません。
けれど、今からタロットをはじめようとか、タロットをきちんと習得したいと考えている方は、やはりカードの意味や解釈をしっかりと身に付け、カード本来の意味や解釈を参考にしながらリーディングをした方が良いと思います。
ぶっちゃけ、その方がずっとずっと楽にリーディングが出来ますよ。
だって、自分で「このカードは何を伝えたいんだろう?」と直感を研ぎ澄まさなくても、そのカードの意味や解釈をヒントにリーディングすれば良いだけなんですから。
すでに「答え」をもらいながらリーディングしているのと同じですから、ほんと楽ですよ。
ということで、結論。
面倒くさがらず、タロットの意味や解釈を覚えましょう。
結局、それが一番簡単でリーディング上達への近道ですよ。
そのためにも、毎日カードを引いて練習していきましょう!(^^)/
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