空亡について

先日、空亡についてお問い合わせをいただきました。
(お問い合わせありがとうございました。)

ざっくり説明すると、12年間のうちに2年間、運気が下がる期間を空亡(くうぼう)といいます。
大殺界や天中殺という言葉を知っている方もいらっしゃると思うのですが、それらもだいたい同じです。
2年、もしくは3年間運気が下がり、この時期は引っ越しや転職、結婚などは控えた方が良い、とされているようです。

けれど、私のやっている中国式の四柱推命(本来は八字(はちじ)、子平(しへい)という名前ですが、分かりやすいように中国式四柱推命としています)は、この空亡は考慮しません。
約2年半、先生から中国式の四柱推命を学びましたが、空亡についてあれこれ指導されたことは一度もありません。
「空亡は全く考慮しない」という指導はされましたけれど。笑

そんな訳で、中国式の四柱推命では、空亡については全く触れません。
当然、鑑定の時も、「この年は空亡ですから気を付けた方が良いですよ」なんてことは伝えません。

とはいえ、私自身も、中国式四柱推命を学ぶまでは空亡や大殺界を気にしていました。
占い好きさんならば、ご自身の空亡の時期を知っている人も多いんじゃないでしょうか。

私は辰巳空亡です。
12年間のうち、辰年と巳年が空亡、ということですね。

前回は2012年、2013年が空亡の時期に当たります。

2012年といえば、2011年に震災で被災して関西に避難してきて、ちょうど1年がたった頃ですね。
この年はどうだったかな、と思い出すと、なかなか良い年だったと思います。
スピリチュアル仲間たちとの出会いや、さまざまなご縁をいただいた年でした。
子どもの学校の役員もしていましたが、みんなに助けられ、充実していました。
2013年も同様です。
「空亡だから、めっちゃ悪かった!」なんてことは、たぶん無かったと思います。

逆に、2011年。空亡の前年ですね。
この年は「辛(かのと)」の年で、辛は実は私にとって、一番運気が下がる悪い年なんです。
震災で避難してきたのは仕方のないことでしたけれど、親戚や友達どころか知り合い一人いない、頼れる人も心から話しが出来る人もいない。それが本当に辛くて辛くて、かなり精神的に参っていました。
ストレスから体調もおかしくなって、外で仕事はしたいけれどでも怖くて外へ出られず、ずーーーーっと引きこもりをしていました。
空亡の時期よりも、この年の方がよっぽど運気が下がっていたと思います。
そして、次の年になってようやく気持ちが落ち着き、行動するようになってさまざまなご縁を得た、という感じです。

つまり、空亡はあんまり気にしなくても良いと思います。
空亡の時期でも運気が良い人もいれば、当然悪い人もいる。ただそれだけです。

空亡よりも、おひとりおひとりの大運と年運の兼ね合いによる運気の流れを読む方が、よっぽど大事です。
私にとって2011年は運気がただ下がりの年で、2012年、2013年は運気が上昇傾向の年でした。
そちらの方が、実際の事象とぴったりと一致しています。

もちろん、空亡を気にされるのであればそれでも良いと思います。
「空亡が過ぎれば運気が良くなる」「空亡の時期だから上手くいかないのは仕方ない」という気持ちを心の拠り所にして頑張るのも、ひとつの運気アップの方法かもしれません。

けれど、あまりにも空亡を気にし過ぎて、「空亡の時期が怖い」「怖すぎて何も行動出来ない」「〇〇が悪かったのは空亡の時期だったからだ!」となってしまうと、なんのための占いなのか分からなくなってしまいます。

占いは心の拠り所だったり、自分の背中を押してくれるものだったり、今よりもより良い生き方が出来るようにサポートしていくためのものです。

占いに振り回されるのではなく、上手に占いを活用できるようになると良いと思います。
そのためにも、空亡とか大殺界とか、そういった言葉だけに惑わされず、自分自身の運気の流れをしっかりと理解したり、「空亡云々よりも、自分はどうしたいのか?」と自分自身の気持ちや感情と向き合うことが大切かと思います。



【通信講座メニュー】
◆タロットカード通信講座
◆タロットカード テキスト販売

【メール鑑定メニュー】
◆タロットメール鑑定
◆中国式四柱推命メール鑑定

【カードリーディングのコツ一覧】
◆タロットカードリーディングのコツ一覧
◆オラクルカードリーディングのコツ一覧
※タロットカード・オラクルカードのリーディングのコツなどをまとめた記事の一覧です。

◆占いサイト「わのおと(和の音)」ホームページ
◆お問合せメールフォーム