タロットカードの基本的な学び方(独学)

今日は、タロットカードの基本的な学び方、独学での勉強の仕方や流れを書いていこうと思います。

はじめに断っておきますが、これはあくまで「私の場合」です。
他にも勉強方法は沢山あると思いますし、もっと効率の良い方法もあるかもしれません。
ですので、「絶対にこの通りにやらないとダメ!」ということはありませんので、あくまで参考程度に留めておいて下さいね。

(1)タロットをやってみたいな、という気持ちを持つ

これ大事ですよ。

「タロットに興味がある!」
「タロットをやってみたい!」
「占い大好き!タロットもすごく惹かれる!」

この好奇心や興味、ワクワク感がある人は、上達が早いです。

「タロットは興味ないけど、出来るようになればみんなに自慢できそう」
「なんか占い師って儲かりそうだから勉強してみようかな」

といった気持ちが中心にあると、勉強しようとしてもたぶん辛いだけです。挫折しやすくなります。
ですので、まずは自分の気持ちや本音と向き合うことをおススメします。

 

(2)タロットカードを購入する

タロットカードは色々な種類があります。
また、タロットカードのデザインも様々です。
初心者さんは、どのタロットカードを購入すれば良いのか分からないかもしれませんね。

タロットカードで一番学びやすいのは、ウェイト版タロット(ライダー版タロット)です。
本屋さんで売っているタロット本もほとんどがこのウェイト版タロットを元に書かれています。
初心者さんはまず、このウェイト版タロットから学ぶと良いと思います。
資料となる本もたくさんありますし、カードの絵柄からだいたいの意味が予測しやすく、意味や解釈が覚えやすいという利点があります。


↑これがウェイト版タロットカードです。

Amazonや楽天の占いショップ、大型店の本屋さんなどでも購入出来ます。
カードのサイズも色々ありますが、はじめはそれほど大きくないものを使用すると扱いやすいです。
デザインタロットを使用したい人も、まずはこのウェイト版タロットカードで勉強して、基礎を身に着けてから購入した方が良いと思います。

(3)タロットの本を購入する

ウェイト版のタロットカードを購入したら、一緒にタロットの本も購入しましょう。
図書館で借りても良いですね。

その時、たくさん買ったりたくさんり借りたりしなくても大丈夫です。
タロットカードの意味や解釈は、占い師によって本当にさまざまで、同じカードでも意味が違っていたり、逆位置の解釈が違う場合なんかもあります。
たくさんタロット本を購入してしまうと、それぞれの本で書いてある意味や解釈が違っていて混乱の元になります。
特に初心者さんは、「どれを信じて良いのか分からない!」と、そこでタロットを学ぶことを挫折してしまうこともあります。
ですので、「この本よさそう!」と思う本を1冊か2冊程度参考にして、まずはそこからはじめてみましょう。
そして一通りの基礎を身に付けた後に、意味や解釈の幅を広げるために他の本を参考にすると良いですね。

(4)自分なりの意味や解釈を書き出す

タロット本を1冊だけ購入して「これを参考にリーディングする」と決めたらそれでOKです。
けれど2冊以上購入した場合や、インターネットなどでさまざまな意味や解釈をすでに勉強している方は、
「自分なりの意味や解釈を書き出してみる」
という作業をした方が良いです。

先にも書いたように、タロットカードの意味や解釈は人によって本当に違います。
どれが正しいのか、どれが間違っているのか、初心者さんにはさっぱり分かりません。
それもそのはずです。プロの占い師だって、どれが正しいのかなんて分かりません。
分かっていたら統一された意味や解釈で広まっているはずですからね。
そうではないということは、カードの意味や解釈は人それぞれでOK、自分が読みやすい意味や解釈、自分が一番しっくりくる意味や解釈でOKだと私は思っています。(あくまで私の場合)

ということで、複数の本を購入した場合は、それぞれの本の意味や解釈を確認しながら、
「自分にとって一番しっくりくる」
「これが一番正しい気がする」
と感じた意味や解釈を書き出し、「自分だけのタロット一覧表」を作ってみましょう。
そうすれば、意味や解釈が違っていて迷う、どれをチョイスして良いのか分からない、といったことが無くなり、スムーズにタロットを学ぶことが出来るようになります。
また、「書くこと」「書き出すこと」で意味や解釈を覚えやすくなりますので、これはぜひやっていただきたいおススメの勉強方法です。

 

(5)あとは実践あるのみ!

タロットカードを購入して、本を購入して、自分なりの意味や解釈を書き出して。
そこまで来たら準備はOKです。
あとは思う存分カードを引いて、カードからのメッセージを読み解いていきましょう。

カードの引き方やシャッフルの仕方、並べ方などは本やネット、動画サイトなどで調べればいくらでもやり方が紹介されています。
「こんな感じかな~」と、はじめは真似っこで良いのでやってみましょう。

そして、カードの意味や解釈をすべて覚えて無くても大丈夫です。
カードの意味は、何度もリーディングを繰り返して行けば嫌でも覚えます。
いつまでも本を読んでいたりネットで調べていてもタロットは上達しません。
タロット本を見ながらでも全然良いので、とにかくカードを引いてリーディングしてみましょう。

といっても、はじめからケルト十字法やヘキサグラムなど難しいスプレッドは無理なので、まずはワンカードリーディングからはじめていきましょう。

1.質問をする
2.1枚カードを引く
3.そのカードから質問に対する答えをリーディングする

この簡単なワンカードリーディングを繰り返し練習しましょう。
慣れてきたらツーカード、スリーカードとカード枚数を増やしていきましょう。

カードの読み方が分からなくなったら、タロット本のリーディング例などをたくさん読んで、カードの読み方のコツを覚えましょう。
ネットで検索すれば、さまざまなリーディング例を紹介しているサイトがあると思います。(このブログでも書いています)
「あ、こんな風にメッセージを受け取るんだ」「こんな感じにリーディングすれば良いんだ」と何となくコツを感じながら練習していきましょう。

 

(6)もっと上達したい人は他者リーディングにチャレンジ!

タロットにちょっと慣れてきたら、他者リーディング、つまり他人を占うことにもチャレンジしてみましょう。
他者リーディングは、本当に勉強になります。
セルフリーディング(自分自身に対するリーディング)は自分のことですからある程度事情も分かっているし、何となく分かったつもりで誤魔化すことが出来ますが、他の人からの相談や質問に答えるとなると中途半端なことは出来ません。すべてが真剣勝負になりますからね。
また、相手から「これはどういう意味なの?」「この時はどうすれば良い?」といったような突っ込みが入ると、それはそれで大変ですがそれもすべて勉強になりますよ。
親しいお友達や家族など、身近な人に協力してもらって、ぜひ他者リーディングも取り入れて練習していきましょう。

ただ、タロットは悪い結果もズバッと出してきますので、お友達を占って気まずい思いをすることがあるかもしれません。
また、「実は占いは大嫌い」という人もいます。
それが原因で友達が離れてしまった、という話もよく聞きますので、勝手に占ったりせずに「占いの練習相手になってもらっても良い?」「悪い結果が出ることもあるからね」といったことをあらかじめ理解してもらい、きちんと了承を得た上で練習して下さい。

 

上達したかったらカードを引くこと

ざっくりとですが、タロットカードの学び方の流れを紹介させていただきました。
タロットカードは、カードを購入してすぐに出来るようになる!というものではありません。
タロットに限らずどんなことでも同じですが、やはりコツコツと練習を積み重ねることが大事です。

タロットの本ばかり読んでいても、上達にはつながりません。
実際にカードを手に取り、質問をしてカードを引き、出たカードをよく見てリーディングすること。
この繰り返しが大事ですよ。

そしてこれを無理なく、苦なく行うには、やはり根底に「タロット大好き!」「タロットやってみたい!」という純粋な好奇心や興味、愛情が必要不可欠です。
大好きなものや興味があるものに対しては、時間を忘れて没頭することが出来ますし、繰り返しの練習も苦とは感じないものです。
「好奇心や興味、大好きといった気持ちが大切ですよ」と書いたのは、このためです。

独学は孤独です。誰にも相談できず、直接誰からも学べず、行き詰ると本当に辛いです。
けれどこの「好き」が根底にあれば、いくらでも乗り越えられます。

ぜひ、大好きなタロットと一緒に、タロットを楽しんでみて下さいね。



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