良い意味と悪い意味の両方があるから面白い。

タロットカードは、良い意味のカード、悪い意味のカードの両方が入っています。
ですので時としてスパッと斬り込むような鋭いメッセージが届いたり、耳が痛くなるような、あまり良くないメッセージが出たりする場合があります。
死神、悪魔、塔、とか出たらいや~な気持ちになってしまうかもしれませんね。

けれど、この「悪い意味のカード」が入っていることが、タロットカードの良さであり醍醐味だと思っています♪

オラクルカード(神託カード)は、良いメッセージや良い意味のカードがほとんどです。
すべてがそうとは限りませんが、耳障りの良い励ましてくれるような、元気づけてくれるようなポジティブなメッセージが多いです。
ですのでどのカードを引いても、心地よいメッセージを受け取ることが出来ます。

これはこれで、とても良いとは思います。
特に心が傷ついていたり、心が弱っていて疲れていたりしている人には、大きな癒しになるでしょう。
元気をもらえたり、勇気づけられたりと、カードを有効に使うことが出来ると思います。

けれど、ずっとずーーっと「耳障りの良い、心地よいメッセージ」ばかりを聞き続けてしまうと、自分自身を成長させることが出来ないと思うんですよね。

何があっても、「いいよいいよ、大丈夫だよ」「愛されてるから大丈夫」「いつも見守ってるよ」といったメッセージばかり受け取っていたら、そこから成長することはなかなか難しいです。
たとえば、何か失敗した時、それに対して肯定するような優しいメッセージばかり受け取ってしまっていたら、どうして失敗したのか、何が原因だったのか、これからどうすれば良いのか、そういったことを考える機会を失ってしまいます。

そして、ポジティブなメッセージを受け取るのは良いのですが、「なぜそうなったのか」「原因は何なのか」「どうすれば良いのか」といったところまで深く突っ込んでリーディングをすることは、オラクルカードだけではちょっと難しいです。
なぜって、ポジティブで良い意味のカードばかりしか入ってないから。「これが原因だよ!」とはっきりと原因を示すようなカードが少ないからです。

なので、オラクルカードもすごく良いんですけれど、それだけだと物足りなくなってしまうんですよね。

一方でタロットは、良い意味と悪い意味のカードの両方が入っています。
ダメな時はダメ!とハッキリとカードで示してくれますし、「これが原因ですよ」「こうすれば良いですよ」といったメッセージもかなり的確に出てきます。

悪い意味のカードがあるからこそ、良い意味のカードが活きて、深いリーディングが出来る。
痒い所に手が届くというか、「そうそう!こういうメッセージが欲しかった!」というメッセージを受け取ることが出来るんです。

悪いカードが出ると嫌~な気持ちになったりちょっぴり不安になったりするかもしれませんが、それこそがタロットの良さです。
そして、もし悪い未来や悪い結果が出たとしても、それはあくまで「今のままならこうなる可能性が高いですよ」という「未来予測」なだけであって、「絶対に変わらない未来」ではありません。
ですので必要なメッセージをしっかりバッチリ受け取って、自分を見つめ直し、地に足を付けて進んでいくことが出来れば、それだけでかなり結果は変わってきますよ♪

良いカード、悪いカードが入っているからこそ、タロットは楽しく、面白く、深みが増します。
ぜひタロットの楽しさを感じてみて下さい。

(※オラクルカードがダメという訳ではありませんよ~。上記にも書いたとおり、ポジティブなメッセージが欲しい時には本当に癒しを与えてくれる良いカードです。ケースバイケース。必要な時に必要なカードを引いていきましょう)



【通信講座メニュー】
◆タロットカード通信講座
◆タロットカード テキスト販売

【メール鑑定メニュー】
◆タロットメール鑑定
◆中国式四柱推命メール鑑定

【カードリーディングのコツ一覧】
◆タロットカードリーディングのコツ一覧
◆オラクルカードリーディングのコツ一覧
※タロットカード・オラクルカードのリーディングのコツなどをまとめた記事の一覧です。

◆占いサイト「わのおと(和の音)」ホームページ
◆お問合せメールフォーム